コレステロール対策
先ず、コレステロールが多くなると、心筋梗塞や脳梗蛮が起きる危険性は高くなります。しかし、自覚症状がないため、心筋梗塞などを発症するまで気がつかないのです。血液検査でチェックすることで早めの対策をする必要があります。
高脂血症の診断基準は、
① 総コレステロール値220mg/dl以上、
② LDLコレステロール値140mg/dl以上、
③ HDLコレステロール値40mg/dl未満、
④ 中性脂肪値150mg/dl以上
の4つのうち1つでも当てはまる場合に高脂血症の治療が必要かどうか検討します。医師と相談し、自分にあった治療を行う必要があります。
ほとんどの人が生活習慣を改善することで、コレステロール値は下がります。半年程度努力しても目標に達しない場合に薬物治療を考えます。
生活習慣の改善は、禁煙、運動、食事等です。

運動は、ウォーキングや水泳等の有酸素運動が効果的で、1日20分、週3日程度行うのがよいでしょう。
食事は、まず食事量を減らしましょう
(適正エネルギー量=適正体重[身長×身長×22]×25~30kcal
[例:運動量の少ない人は25、運動量の多い人は30])。
効果が出ない場合は、脂質の量を減らし、最後にコレステロール
(多いもの:鶏卵、たらこ、レバー、ししゃも等)の摂取量を減らします。